2015年04月15日

IVFとICSIのどちらを選びますか?

体外受精と顕微授精ではどちらの方が妊娠しやすいの?

ご存知の方も多いと思いますが、日本では採卵した卵を受精させる際に、IVF(体外受精 いわゆる、ふりかけ法)とICSI(顕微授精 精子を卵子に直接注入する方法)のどちらかが用いられます。当初はIVFが多かったのですが、近年、日本ではIVFよりもICSIが増加する傾向にあります。これは日本だけの傾向ではなくアメリカも同じような傾向を示しています。

ここで一つ紹介したい論文があります。アメリカの論文誌JAMAで発表されました”Trends in Use of and Reproductive Outcomes Associated With Intracytoplasmic Sperm Injection.”という論文です。

この論文を要約しますとICSI導入当初は、男性の精子の質に問題がある際にIVFでは受精が見込めないという事でICSIを選択していたのですが、次第に男性因子が存在しないカップルにおいてもICSIが選択されるようになっていきました。それによりICSIの実施割合は1996年当初の36.4%から2012年には76.2%と大幅に増加したのです。



どうしてICSIが増えたかについては論文では触れていませんが、恐らくは妊娠率を上げたいという面と医療費を上げるためという側面があると考えています。ですが、男性不妊が起因することによってICSIを選択したのではなく、男性不妊は問題ないのにICSIがを選択した場合、従来の体外受精に比べ、ICSIは受精後の転帰改善と関連しなかったといいます。

特段、男性因子はなさそうだけど、IVFで受精しないからICSIを選択するという人はとても多いと思います。ですが、ICSIを選択することによって受精率は改善するとは思いますが、妊娠、という結果から考えるとIVFを選択しようがICSIを選ぼうが妊娠率には大きな変化がなかったという事なのです。

私個人の考えですが、やはりICSIを選んでも良いと思うのですね。それというのも、採卵後に受精しなかったというのは患者さんを見ていると意外と落ち込んでしまいます。それなら受精率がある程度保てるのであれば、精神衛生上、ICSIを選択するという方法もありなのだと思います。

まぁ、本当なら精子の空胞度を調べてしまえば良いことではあるんですけどね。


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posted by 山田光敏 at 17:27| Comment(0) | 精子の質 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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