2012年05月30日

AMH系が精子や卵子の数をコントロールする

Development』に面白い論文が掲載されました。

最近、多くの病院で計測される、AMH (Anti-Müllerian hormone)に関してのものです。
現在、AMHの測定は卵巣予備能検査と呼ばれ、
このホルモン値が低くなると卵の残数が少なくなるとされています。
(当ブログで既に書かせて頂いておりますが、これについては懐疑的です)

論文上では、AMH系はごく一部の生殖幹細胞を制御して、
卵子や精子の全体数を制御しているとしています。
そして、AMH系は生殖細胞には直接作用せずに、
周囲の支持細胞が出す“未知の増殖指令”によって生殖細胞の数を制御しているのだそうです。



ということは、AMH値というのは、
卵子の数を“殖やしなさい!”という指令を出す、
卵巣機能検査的な指標になりうる可能性を秘めているのかもしれません。
また、新しい刺激法として、AMHを投与することで、
卵巣機能の改善が可能になるかもしれません。

現実的なこととして、
低AMH値というのは、胞状卵胞が少ないというより、
卵子の数を増やせない状態なのですから、
強い刺激は無意味である可能性が考えられる事でもあります。

実際に、低AMH値の方は強い刺激を行っても
採卵数は低い傾向にありますから、
AMHの測定は刺激量を考慮する上での指標として使われるようになると嬉しいのですが。。。


ちなみに、女性の男性化について、
患者さんに話すことが良くあります。

卵巣は非常に面白い機能を持っていて、
私の講習会中でも話しているのですが、卵巣は恐らく、
精巣が高度化した臓器ではないかと考えています。
それというのも、マウスの卵巣を見てみますと、
卵巣中の生殖細胞が少なくなってくると精巣様構造が出現し
そこには雄の特異的遺伝子が発現することが分かっているからです。

なので、閉経後の女性は肉体的・機能的に男性化していきますが、
この時の指標にAMHが利用される可能性も今回の論文は示唆しています。


未知の増殖指令、本当に素敵な響きです。
早く解明されるといいですね。


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posted by 山田光敏 at 17:02| Comment(3) | 卵の質 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お返事ありがとうございます。

何度も本をよんでいつまでするのかどこかに書いていないか探していたのですが分からず・・。

このまま続けても大丈夫かな?と不安に感じながら
マッサージを続けていたので、お返事をいただけて
とても嬉しいです。

マタニティマッサージは年内発刊ですか・・。
もし今回妊娠していたら間に合わず残念ですが、
とりあえず今回の妊娠兆候に淡い期待を持ちつつ
安心して子宝マッサージを続けてみます。

Posted by HANA at 2012年06月05日 14:54
HANAさん。はじめまして。
妊娠中も、黄体後期のマッサージを続けて頂いて構いません。
原則、13w位までになります。
本当は間に合えばよかったのですが、
妊娠中のマタニティマッサージの本が年内発刊になります。

無事、妊娠できていると良いですね。
Posted by サロンスタッフ at 2012年06月05日 09:00
はじめまして、こちらで質問してもいいでしょうか?
数か月前に子宝マッサージの本を購入してマッサージを続けており、現在黄体後期のマッサージをしております。
まだ検査薬等は時期が少し早いのでしていませんが、妊娠していた場合このまま黄体後期のマッサージは続けていても大丈夫良いのでしょうか?
妊娠がはっきりとわかったら中止した方がよいのでしょうか?
Posted by HANA at 2012年06月04日 09:54
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