2012年05月09日

体外受精と障害児出産

2012年5月5日付けの『New England Journal of Medicine』において、
少しショッキングな内容が掲載されました。

不妊治療を受けて妊娠した赤ちゃんには
重度の障害を持つ可能性が高いというものです。

これはあくまでもオーストラリアの一部地域における結果ですが、
通常の妊娠における割合に比べて、
数%、障害を持って生まれてきたお子さんの割合が高かったそうです。

果たして本当なのでしょうか。


子宝マッサージの詳細に関しましては当該記事をご参照ください。


以前より、
日本においても不妊治療で生まれたお子さんは
障害を持って生まれる可能性が高いと言われていましたが、
これを裏付けるような内容の記事でしたから、
驚かれたと同時に、納得された方もいたことだと思います。

個人的な見解ですが、
このデータには一つ不備があります。
それは同じ年代の相対比較がなされていないという点です。

例えば、ダウン症候群の出生比率は1000人に対して1人とされていますが、
40歳代で限定しますと数十人に1人の割合で生まれてくることが知られています。
ダウン症候群のみならず脳性まひなども出産年齢が上がると、
リスクは比例的に上昇します。

それでは、今回の記事は
不妊治療を受けて出産された方々の平均年齢と、
自然妊娠して出産された方々の平均年齢は同じだったのでしょうか。
残念なことにそういったデータは見当たりませんでした。
日本においては不妊治療を受けて出産された場合、
自然妊娠に比べて年齢が上がっていると言われています。
恐らく、今回のデータも日本同様、
不妊治療を受けている方の集団の方が
平均年齢は上がっていると予想できます。

今後、情報を精査する必要があると思いますが、
不妊治療が原因で障害を持って生まれてくる可能性が高くなるというのは、
現時点では断定できないと考えるのは私だけでしょうか。



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posted by 山田光敏 at 13:59| Comment(0) | 卵の質 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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